希薄な人間関係が招くメリットとデメリットとは何?
一人暮らしは何かと警戒しますし、
他人に自分の家庭事情を知られたくないと、
近隣との関係を断とうとしますよね。
隣の家に誰が住んでいるのか、何をしている人なのか、
どのくらいの期間暮らしているのかなんて、
誰も知らないと思いますし、そういう世の中になってきていると思います。
その希薄な人間関係が招く、弊害とメリットをご紹介します。
まず、メリットから。
自分のプライバシーを知られず、
個人情報の漏洩を防ぐことが第一のメリットです。
面倒な人付き合いもいらず、
通りすがっても会釈程度で終わるでしょう。
人とコミュニケーションを取るのが嫌いな人は、
それでいいと思いますし、毎日気兼ねなく過ごせて楽でしょう。
しかし、メリットがある一方で、もちろん弊害もあります。
人間関係が希薄だからこそ、いざという時に頼れる人がいない。
犯罪者とすれ違っても、気づくことができない。
つまり、自宅のあるマンションやアパートに不審者が侵入し、
犯行後にすれ違っても、怪しい人だと気づけずに見逃してしまうのです。
仮に、それが自分が被害者だったとしても、
あの時すれ違ったのが犯人だったということに気づくまで、
相当な時間がかかるでしょう。
無理に人間関係を作ろうとしなくて構いません。
ですが、挨拶くらいはできる間柄でいることが、
そうした犯罪への気づきになります。
異変に気づけるかどうかで、犯人逮捕も早いものです。
わずかな変化に気づけるのも、
希薄な人間関係を解消することから始まります。
せめて、自分の周りに住んでいる人のことくらいは、
最低限知っておくといいでしょう。